アイロンシールには当て布が必須?剥がれにくいシールの貼り方も解説

アイロンシールを使用した名前付けは、作業が簡単で素早くできるという一方で、うまく貼り付けないと剥がれやすいというデメリットがあります。特に体操服などの衣服は洗濯する頻度も高くなり、余計に剥がれやすい傾向にあるため、保護者にとっては悩ましい問題です。

この記事では、アイロンシールの貼り付けに当て布が必要な理由と、当て布が必須となる生地の素材、使用する当て布の選び方を紹介します。また、アイロンシールの剥がれにくい貼り付け方や、貼った後に長持ちさせるための裏技も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

1.アイロンシールの貼り付けに当て布が必要な理由

そもそもアイロンシールとは、アイロンの熱を利用して溶かしたのりを、圧力を加えて布製品に貼り付ける商品を指します。耐久性も高く、子ども用の衣類や学校用具への名前入れに適した便利な商品です。

ただし、しっかりとシールを貼り付けるためには、中温から高温に熱したアイロンを、10〜15秒間体重をかけて圧着する必要があります。

貼り付ける際に生地に直接アイロンを当てると、衣類の素材や色によっては、生地が変質したり傷んだりする場合があります。そういった際には、当て布を使用することで、生地の変質や傷みなどを防ぐことができます。

最も全ての素材が熱に弱いわけではないため、実際に当て布が必要となる衣類かどうかは、事前に確認するようにしましょう。

1-1.当て布が必須の生地

熱に弱いデリケートな素材で作られている生地にアイロンを使用する際には、当て布は必須事項となります。以下は、当て布が必要となる主な生地素材の一覧です。大切な衣類を守るためにも、アイロンを使用する際には、どのような素材が使われているかをきちんと把握しておきましょう。

ウール素材 弾力性が優れ、しわになりにくい特徴があります。
セーターやスーツ、コートなどの秋冬物の衣類に使用されることが多い素材です。
シルク素材 保湿性と吸湿性に優れ、軽さと丈夫さを兼ね備えています。
肌触りの良さと美しい光沢が特徴で、蚕の繭を原料とした天然繊維の一つです。
カシミヤ素材 繊維が細かいため、肌触りが滑らかで保湿性も高く、高級素材として知られています。
マフラーやセーター、カーディガンなど、冬物の衣類に使用されることが多い素材です。
ポリエステル素材 長持ちしやすい素材で、しわになりにくく縮みにくい上に、軽さと丈夫も兼ね備えます。
シャツやセーター、ユニフォームなど幅広い衣類に使用される、合成繊維の一つです。
レーヨン素材 吸水性に優れ、静電気が起きにくい反面、しわになりやすく縮みやすい特徴があります。
ビジネス向きの衣類や寝具などに使用される、再生繊維の一つです。
黒や紺など色の濃い素材 黒や紺など色の濃い素材は、アイロンをかけることでテカりやすい特徴があります。
これは素材の種類に関係なく起こりやすいため、必ず当て布を使用しましょう。

衣類に付いている洗濯タグの表示からも、当て布が必要か否かを確認できます。

洗濯タグの表示は、2016年12月を境に従来の国内独自の規格から、国際規格の表示に変更されました。

2016年12月以前の表示では、温度は「高・中・低」で表され、アイロン仕上げ禁止は✕マークです。当て布が必須であれば、アイロンマークの下に「〜」のような波線が描かれています。

新しい規格の表示は、アイロンマークの中に1〜3個の「・(ドット)」もしくは✕マークです。

当て布が必要となる素材については、上記の洗濯表示記号の近くに、「当て布使用」と付記用語で記載されているため、しっかりとチェックしましょう。

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2.アイロンシールの貼り付けに使う当て布の選び方

衣服にアイロンを使用する際には、素材によって当て布が必要か不必要か判断する必要がありますが、当て布自体も当て布に適したものかどうかを考慮しなければなりません。
ここでは、当て布を選ぶ際のポイントについて説明します。

使用されている染料によっては、アイロンを当てたときに熱などによる色落ちが懸念されます。可能な限り薄い色、できれば真っ白の布を選ぶと良いでしょう。
生地 薄めの生地で綿素材のものを選ぶと、適度に熱が通ります。同時に、下が透けて見えることで、アイロンをかけている位置が分かるため便利です。

一般的には薄手のハンカチやタオル、もしくは、同様に熱に強く下も透けて見え、蒸気も通すクッキングシート(シリコン樹脂加工耐油紙)の使用が多い傾向にあります。

また各メーカーからは、当て布専用の商品も販売されています。スチームアイロン向けの商品や、より下が見えやすくなるメッシュ素材、アイロン自体に取りつけるものなど、さまざまな特徴があるため、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。

ただし、アイロンシールに関しては、初めから当て布となるシリコンシートが付属されたアイロンシールも販売されています。そのような商品を選べば、わざわざ自分で当て布を用意する手間が省けて便利です。

3.当て布を使ったアイロンシールの剥がれにくい貼り付け方

当て布を使用しアイロンシールを貼る付ける際には、しっかりと手順通りに進めなければ、うまく圧着しない場合があります。
ここでは、当て布を使用した失敗しないアイロンシールの貼り付け方について、手順に沿って説明します。

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アイロンシールを貼る際には、全体重をかけて均一に熱や圧力を伝える必要があるため、必ず平らな場所で行いましょう。
アイロン台が不安定な場合は、足を畳んで使用するか、雑誌や新聞紙を重ねた上に清潔で熱に強い布を敷くことで代用可能です。

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まず、生地に汚れやしわが無いか確認しましょう。
台紙や裏紙からアイロンシールを剥がし、貼りたい場所にセットします。プリント面の上下や表裏を間違えないように注意してください。

アイロンシールを貼り付ける
アイロンシールの上に当て布を重ねます。シールのメーカーが指定する温度に熱したアイロンを、当て布の上から全体重をかけて10〜15秒程使用し圧着します。アイロン使用の際、スチーム機能は使わないようにしましょう。

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生地やアイロンシールの熱がしっかりと冷めたことを確認してから、当て布を外しましょう。当て布が外しにくいときは、布の上から軽くアイロンを当てることで外しやすくなります。

上記はあくまでも一般的なアイロンシールの貼り方です。実際にシールを張る際は、間違いの無いように必ず取り扱い説明書の内容を確認するようにしましょう。

また、アイロンシールをしっかりと貼り付けるためには、アイロンの選び方も重要です。

  • スチーム穴や溝が無い底が平らなアイロンを使用する。(無い場合は均等に圧がかかるよう細かくずらす)
  • コード付きのアイロンを使用する。(無い場合はこまめに充電する)
  • 正確に温度設定ができるアイロンを使用する。

上記のことを考慮してアイロンを選ぶようにしましょう。

4.アイロンシールを長持ちさせる裏技

アイロンシールはどれほどしっかりと貼り付けても、使用しているうちに剥がれていくことを避けることはできません。ただし、ほんのひと手間加えるだけで、シールの粘着効果を長持ちさせることは可能です。
最後にアイロンシールの粘着効果を長持ちさせる方法を紹介します。

◆シールの角を丸くカットする
シールは角が最も剥がれやすい場所です。
貼り付ける前に四隅部分を丸くカットするだけで、角から剥がれてくることを防げます。

◆洗濯タグに貼り付ける
洗濯タグの間にシールをくぐらせて、のり面同士を貼り合わせるように接着します。
シールの大きさによっては2枚必要となりますが、しっかりと貼り付く方法です。

◆アイロンの後に角を縫い付ける
四隅だけを一針二針縫い付けるだけなら、さほど手間はかかりません。
手で縫うことが面倒な場合は、ハンディミシンを使うと簡単に縫い付けられます。
手芸好きであれば、縁取りに凝ってみても喜ばれるでしょう。

また、シールを貼った場所の裏側からもアイロンを当てることで、さらにのりの粘着効果を上げることが可能です。

まとめ

アイロンシールを長持ちさせるためには、シールの角を丸くカットしたり、洗濯タグに貼り付けたり、角を縫い付けたりといった裏技があります。しかし、いきなり裏技を使用するのではなく、まずはシール自体をしっかりと生地に貼り付けることが重要です。

アイロンをかける際、大切な衣類へのダメージを最小限で抑えるため、特に熱に弱い生地にとって当て布は欠かせません。アイロンシールを貼るたびに当て布を探す手間が面倒な場合は、最初から当て布が付属品となっているタイプの商品を選ぶと良いでしょう。

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